ブーメラン

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             ブーメラン


ブーメランの歴史◇

オーストラリアのアボリジニが狩猟や儀式などに使っていたものが有名ですが、ブーメランらしきものは、アフリカやヨーロッパの岩絵や遺跡に描かれています。


ブーメラン自体は木製で古いものは土中から発見されていませんが、岩絵や遺跡の年代から
その歴史は紀元前まで遡れるようです。


アッシリアの壁画から当時ブーメランは兵士の標準的装備品であったことが分かります。
インドにおいては近世まで使用されました。


ブーメランの言葉の語源は、英国の探検家キャプテン・ジェームズ・クックが、1770年シドニー近くのポーター湾に上陸しアボリジニに出会った際、手にしていた「く」の字型の棒を見て
「それは何か?」と尋ねたところ「ブーメラン」と答えたのが起源のようです。


オーストラリアのアボリジニの物が有名ですが、一般的に考えられている「手元に戻ってくる」
物がブーメランであり、さらに重く大きな運動エネルギーを持たせた狩猟用の「手元に戻って
こない」物はカイリー(kylie)またはカーリ(karli)、あるいはキラースティックと呼び分けるべきですが混同されているのが現状です。


戻ってくるブーメランは極めて軽量であり、有する運動エネルギーも大きくはなく、アボリジニの間でも狩猟用には用いられなかったと見られています。


弓矢や銃の登場により、ブーメラン(カイリー)は姿を消し始めますが、近年において、ブーメランは装飾品あるいは競技用として親しまれるようになりました。


◇構造◇

材質は木材か、同程度の比重をもった人工素材が主ですが、手軽な紙コップや型紙等でも作成できます。


形状は「く」の字型になっているものが良く知られていますが、これ以外にも十字型や三角形の環状のものなどがあります。


いずれも板状ですが、さらにその断面を見れば片面は平らで、もう一方はふくらみをもっており、飛行機などの翼に近いものになっています。







◇飛行の原理◇

投げ出されたブーメランは、自転しながら大きな円軌道を描いて戻ってきます。


その飛行原理は、自転するブーメランに働く揚力と、飛行中のブーメランが自転軸の方向を変え続ける様子をそれぞれ考えると理解できます。


ブーメランは大気中で自転すると、竹とんぼやヘリコプターのローターと同様、回転面に垂直な向きに揚力を発生させます。


飛行中のブーメランは、回転面を傾けて揚力が斜め上方を向くような姿勢で自転しています。


この状態で、斜め上方を向いた揚力の鉛直上向き成分が自重を支え、水平方向の成分がブーメランの軌道を曲げながら飛行します。


もしもこの状態のブーメランが自転軸の方向を変化させなければ、ブーメランは水平面内の
放物線軌道を描きながら横方向に飛び去ってしまうことになりますが、実際には歳差運動などによって自転軸の方向が変化し、揚力の水平方向の成分はブーメランが円軌道を描くように向きを変えつつ向心力として働くことになります。


また、ブーメランの自転によってジャイロ剛性が生じ、安定した姿勢を保つことが出来ます。


自転するブーメランに揚力が働くのは、その翼断面が、いわゆる一般的な翼と同様に上面が
膨らんで下面が平らか、上面が凸となるように沿った形状(キャンバー、矢高)をしているから
です。


この構造によって、効率的に上面側に揚力が発生するようになっています。


また、更に工夫されたブーメランになると、翼上面を乱流境界層で覆わせるために少し凸凹がつけられたり、独特な翼断面形状を採用しているものもあります。


◇スポーツとしてのブーメラン◇
1965年頃、ある雑誌で不思議な飛び方をすることが紹介されて以来、アメリカを中心に愛好者が増えました。


競技としては1969年にアメリカで1973年にはオーストラリアで競技会が開催されましたが、
この頃は競技の種目も非常に限られていました。


その後、オランダ・ドイツ・フランスなどにも愛好者が増え、1988年にオーストラリア建国200年記念行事として、7ヵ国が参加した世界大会が開催されました。


現在では2年に1度世界大会が開催されています。
日本では1994年に神奈川県平塚市で、2006年に北海道旭川市で世界大会が開催されました。また、日本国内では年数回の競技会が各地で開催されています。





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