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〜サーフィン〜 ◇サーフィンの起源◇ 少なくとも、西暦400年頃にはサーフィンの原形のようなものが存在していたと 考えられていますが、はっきりとは分かっていません。 航海術に優れた古代ポリネシア人が、漁の帰りにボートを用いて波に乗る術を知り、 そこから木製の板に乗る様になった、というのが最も有力な説とされています。 サーフィン史家ベン・フィニーの研究によると、サーフィンは広くポリネシア全域に普及しており、東はイースター島、西はニューギニア、北はハワイ、南はニュージーランドに及んでいたとのことです。 ちなみに、日本にも「板こ乗り」というものがあったが、ベンは知らなかったようです。 古代ポリネシア民族については、決闘した勇者たちの話や、山の部族に嫁いだために サーフィンができずに悲しんだ女性の話など、いろいろな話が伝わっています。 さらに、サーフィンは古代ポリネシア民族の儀式にまで登場したりと、 この文化の中心的存在にまで上り詰めていきました。 ヨーロッパ人で初めてサーフィンを目撃したのは、イギリス人の探検家ジェームス・クック船長 だと言われています。 クックは、タヒチとハワイでサーフィンを目撃し、そのことを航海日誌に書き残しています。 その後、これら島々にキリスト教宣教師たちなどヨーロッパ人が移り住むようになります。 宣教師たちは、布教にあたってポリネシアの文化は野蛮であるとみなし、 文明化を理由に彼らの文化の一部であったサーフィンを禁止し、 さらにサーフボードを取り上げて焼いてしまいました。 こうして、ポリネシアにおけるサーフィンは近代において一度終焉を迎えました。 ![]() ◇道具◇ 〜ボード〜 一般的には、9フィート(約274cm)以上のロングボードと、ショートボードに分かれています。 長い間9フィート以上あったボードが短くなり始めたのは1968年のことで、 その後わずか数年でどんどん短くなり、1971年には5〜6フィートの板が出てきます。 大波用のガンや、ショートボードでロングのような形状のエッグノーズボードなど、 スタイルや用途によって、様々な長さ、形状の板が使われています。 発祥以来、木の板でしたが、戦後から現在に至るまで、 発泡ウレタンフォームをガラスクロスとポリエステル樹脂で包んだものが主流となりました。 エポキシ樹脂(ポリスチレンなど)のフォームを使用したり、近年では、カーボンファイバーを エポキシ樹脂で包んだり、空洞ポリプロピレン(ハイドロフォーム)をカーボンファイバーで包んだ中空ボードなど、より強度のある軽いボードを作る試みもされていますが、50年以上大きくは 変わっていません。 通常は、シェイパーあるいはマシンによってブランクのフォームが削られます。 長さ、幅、厚み、アウトライン、レール形状、ロッカー(ノーズとテールの傾斜)、テール形状で 大きく性能が変わります。 モールドボードなどと呼ばれる金型を使用し、大量生産されるようなものもあります。 〜フィン〜 ボトムについているひれ状のもので、スケッグとも呼びます。 初期のシングル(1本)フィンからツイン(2本)フィンを経て、現在はトライ(3本)フィンが主流です。 クアッド(4本)フィンも最近人気があります。また、5本以上のフィンを持つものもあります。 また、従来はオンフィンと呼ばれる固定型でしたが、現在は取り外し、 交換できるFCS(Fin Control Systems)やフューチャーフィンなどのシステムが多いです。 〜滑り止め〜 デッキに塗布する滑り止めがワックスで、水温などによって硬さ違いの種類や、ベースコート、 トップコートなどがあります。 デッキに貼る滑り止めがデッキパッドです。 ショートボードでは前足がワックス、後ろ足がパッドの組み合わせが好まれる傾向にありますが、両足ともワックスあるいはパッドという組み合わせもあります。 ロングボードではワックスが好まれますが、もちろんパッドもあります。 〜流れ止め〜 サーフボードと体を結ぶ紐状のもので、リーシュコード、パワーコードなどと呼びます。 ショートボード用とロングボード用、さらに長さや太さなど、目的によって違いがあります。 ![]() ◇ハワイ◇ アリューシャン列島付近の低気圧によって発生した波が、北太平洋の何の障壁もない海を 渡ってハワイ諸島へやってくるため、この海域はサーフィンに適しています。 もともとハワイの先住民が広く愛好していた遊びであったサーフィンですが、 キリスト教の受容とともに、一時期は抑圧されていました。 しかし、オリンピック4大会出場で合計6つのメダルを獲得した先住ハワイ人の英雄、 デューク・カハナモクの登場により、サーフィンは再び市民権を得るようになりました。 1960年代に入ると、「楽園ハワイ」を前面に押し出した映画がハリウッドで大量に制作され、 サーフィンはマリンスポーツとして市民権を得ます。 1960年代末からは、オアフ島のノースショアを舞台にした、ビッグウェーヴ・サーフィンが 全盛となり、「GUN」と呼ばれる、ビッグウェーヴ専用のロングボードが普及しました。 また、この頃からデューク・カハナモクを記念したサーフィン大会「デューク・カハナモク・ インヴィテーショナル」が開催されるようになり、トップサーファーに注目が集まりだします。 1970年代半ばごろからはショートボードが普及し、ビッグウェーヴ・サーフィンやロングボードは下火となります。 しかし1980年代以降、エディ・アイカウを記念したクイックシルバー・イン・メモリー・オブ・エディ・アイカウ大会によるビッグウェーヴ・サーフィンの再評価や、バッファロー・ケアウラナらによる ロングボードの再評価の動きが活発化し、現在ではこれらのスタイルも確固とした地位を得て います。 また、1990年代には、レイアード・ハミルトンらによってトウイン・サーフィンが考案され、 マウイ島沖のスポット「ジョーズ」に注目が集まります。 2000年代にはカウアイ島出身のアンディ・アイアンズがASPのWCTツアーで大活躍し、 ハワイのサーファーのレベルを改めて知らしめました。 現在でもWCTツアーのファイナルはハワイ・ラウンド「リップカール・パイプライン・マスターズ」 です。 ![]() ◇カリフォルニア◇ アメリカ人のハワイ進出の影響からカリフォルニアへサーフィンが伝承されました。 ハワイ諸島へ来る波と発生地を同じくします。 「マーヴェリックス」と呼ばれるビッグウェーヴ・サーフィンのポイントも有名です。 現在のサーフィンカルチャーをリードしているのはカリフォルニアです。 数多くのサーフィンインダストリーやサーフィン雑誌等も本拠地をカリフォルニアに置いており、数々のカリスマサーファーを輩出してきました。 ◇オーストラリア◇ オーストラリアは長大な海岸を持ち、サーフィンの盛んな国です。 1970年代半ばにはショートボードを用いて細かくターンする技術がウェイン・バーソロミュー (後のASP会長)らによって創始され、ショートボードの興隆に大きく貢献しました。 現在もミック・ファニング、タジ・バロウ、ジョエル・パーキンソンらWCTのトップサーファーを 数多く輩出する、サーフィンの先進地域の一つです。 ![]() ◇日本◇ 日本サーフィン発祥の地は、神奈川県藤沢市鵠沼海岸、鎌倉市、千葉県鴨川市、 岬町太東ビーチと言われており、第2次大戦後日本に駐留した米兵がそれらのビーチで サーフィンをしたのがきっかけという説があります。 1966年7月には第1回全日本サーフィン大会が千葉県鴨川市で開催されています。 各地でサーフショップなどが開店した事で、多くの用具を容易に取り揃えられるに至っています。 また、サーフスポット近隣のコンビニエンスストアなどでは、 ワックスなどの消耗品を扱う店も増えています。 サーフィン厳選リンク |
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