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城のすべて

             


とは、敵に攻め込まれた際の防衛拠点として設けられた構造物。


戦闘拠点であるとともに、食糧や武器や資金の集積場所でもあります。
主要な城は指揮官の居所であり、政治や情報の拠点でありました。


純粋防衛用として山地に建築されることも多いですが、街道や河川などの交通の要衝を抑え
利用することも多いです。城郭ともいいます。


◇城の主な機能◇
  防衛機能
  不意の攻撃や戦力に劣る場合、籠城します。


  支配の拠点
  領地支配の象徴としたり、敵地への支配地拡大の前線基地とします。


  君主の住居
  通常の領主の生活の場であり、住民達の拠点でもあります。


◇日本の城の歴史◇


弥生時代の日本には、集落に濠をめぐらせた環濠集落や山などの高いところにつくられた
要塞集落である高地性集落が数多く存在しましたが、政治的統一が進むにつれて衰退しました。


現在では“しろ”と呼びますが、古代から中世初期には“き”と呼んでいました。
字は、“城”のほかに“柵”も用いました。


城の文献上の初見は、664年に天智天皇が築いた水城(みずき)で、この時代には
文献に見えないものも含め多数の城が九州北部から瀬戸内海沿岸に作られました。


また、蝦夷(えみし)との戦争が続いた東北地方では、7世紀から9世紀にかけて多賀城や
出羽柵・秋田城などの行政拠点を兼ねた城柵が築かれました。


これらの城は、中国風の城壁都市の概念から来るものであり、国府として用いられましたが、
城壁建築技術が低かったため、柵などを築くことで代用しています。


これらの城は律令制が崩れると共に廃れ出し、武士の時代に築かれ始めたものが
戦闘拠点としての狭義の城です。







中世の日本では、武士の平時の居住地への防護と、戦時に険阻な山に拠る際の防護と、
二つの必要から城が発達しました。


戦国時代初期まで「城」と呼ばれるものは圧倒的に後者の山城が多かった。


領主の居城では、外敵に攻められた際、領主は要塞堅固の山城へこもり防御拠点としました。
この場合の山城は麓の根小屋に対して、詰めの城と呼ばれました。


前者の領主が平時に起居する館は、麓に建てられました。地域によって
「根小屋」「館(やかた/たち/たて)」「屋形(やかた)」などと呼ばれ、
実質的に城としての機能を備えていました。


周囲には、家来の屋敷や農町民の町並み(原始的な城下町)ができました。


戦国時代中期から城の数は飛躍的に増大し、平地に臨む丘陵に築いた
平山城(ひらやまじろ)や平地そのものに築いた平城(ひらじろ)が主流となり、
防御には優れるが政治的支配の拠点としては不向きであった山城は数が減っていきます。


現在の城のイメージの中心となる天守や櫓などの形式は、松永久秀が築城した多聞山城や
信貴山城などからみられるようになりました。


その後、織田信長により安土城、豊臣秀吉により大坂城、伏見城などが築かれ、
日本の城郭文化は栄華を極めました。







江戸時代になり、一国一城令が発令された為、多くの城は破却されました。


残った城も天守などが火災などで焼失することが多かったが、多くの藩が財政難に陥っており、また幕府による締め付けもあって再建が許された例は数少ないです。


ところで、江戸時代に存在した陣屋と呼ばれる施設や、幕末に外国船への対策として
日本各地に築かれた台場や砲台も城の一種です。


明治時代に入ると、1873年(明治6年)に布告された廃城令による破却や管理放棄、
更には、大日本帝国陸軍による資材の接収による崩壊が進んでいきました。


都市部では、ほぼすべての城郭に大日本帝国陸軍が駐屯していたため(都市の中心に
広大な敷地を有する城郭は、元来、戦時のために作られたものでもあるので、防衛拠点として
最適だった)、太平洋戦争(大東亜戦争)中に米軍の格好の標的となり、空襲や原子爆弾で
名古屋城、和歌山城、広島城等、日本中の多くの城郭が焼失しました。


現在、江戸時代以前の天守が現存するのは、弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、
姫路城、松山城 (備中国)、松江城、丸亀城、松山城 (伊予国)、宇和島城、高知城の12のみ
です。







昭和以降には、古い城(主に天守)の復元工事が多く行われるようになりました。


復元の目的の一つには観光の目玉作りがあり、中には外見だけを復元したもの、資料なしに
想像で復元したものや、天守が存在しなかった城に天守を新たに建てたもの(模擬天守と
呼ばれる)も多くありました。


再建された天守は、主に火災防止と耐震の観点や建築基準法による規制で、
多くが外見のみの鉄筋コンクリート造ですが、この構造だと天守台の石垣を保護するため
天守台内部にケーソンを設置しなければならず、結果として遺構を破壊することともなりました。


しかし、最近では現存する資料では正確な復元ができないような建造物はその建設を
認めない風潮になってきており、これ以上、このような模擬天守が増える事はないと思われます。


内部は概ね、郷土博物館、歴史資料館として一般開放されています。


大規模な天守に比べて門や櫓は火災や戦災を逃れて残存することが多く、
殆どが重要文化財に指定されています。


また復元にしても、近年は多くの城で当時の工法や材料での建設に挑戦しており、
新資料の発見がこれらを助けています。





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